日記を追うと(読みづらいかも知れない注意)

「こんなことあった気がするな」「こんな会話したことあるな」みたいな感じの『考えたという事実』だけが残って後は全部すっぽ抜ける。それが私の解離現象を観察した結果である。

天使の名前をした、知識深く視野が広い、人間のことをよく観察し適応するのに長けた友人がいる。彼は大学院生をやっている。
彼とのDMでは、私が対人対話をするのに必要な要素を欠いている事実の裏付けと、その対策を練ろうという提案がなされていた。
彼の観察力をうまく操って裏付けを取るために利用している風に見えた。
その対策は今の所人間との対面会話を行なっていないため、出来ていない。

そして、以上は今の私が行った会話ではなかった。
会話の主体は聡明な少女でもなく、管理者でも無いようだった。

解離かもしれない事案の紹介と行こう。
3月に沼津に行った。その際伴った友人に「謎のコミュ力を発揮していた」と言われたことがあった。
しかしおかしなことに私は旅行中、彼ら以外の人間と会話した記憶が一切ない。
全く必要ないと思っており、必要な対応は彼らがやってくれたからだ。
ところが、記憶の中では「何であんな風に喋れるのか」「何故そんなに親しげに喋れるのか」と言われた記憶が残っており、確かにその前後で『何かしらの動作事実』だけ残って、記憶が抜けているのがわかった。
バイト現役の頃、客との会話が上手いと一度だけ言われたことがあった。
会話そのものの記憶はない。
沼津での記憶と符合する点が多い。

思うに、大学院生の彼と会話した人格は、これは「会話主導者」なのだと思った。「コミュ強」と呼ぼう。
これは人格とは言えないかもしれないが、確かに私から離れた能力の一つであるかのように思える。
ツイキャスでの自分は言葉に詰まり、何度も吃るコミュ障の見本であった。
それとは別に、一部友人からは「会話において言葉に詰まるところはそんなにない」という感想が学部三年の時にあった。
噛み合わない。時間の経過からしても能力の後退はそこまで著しくはないだろうし、おそらく解離している。
これが違和感の正体か。

直前の自殺未遂の顛末を書いた日記も、文体の感じから私が書いたものでは無い。
というかああいう風に文章が書けた記憶がない。
加えて申し上げると、自殺未遂をしたという行為そのものが記憶から浮いており、その周辺の記述を見ても何ら自分の経験に思えないのである。
「こういう創作物は見たことあるな」という感想に似た実感があり、実質を伴っているものの、どこかそれは現実ではないような感覚を持っているのだ。
「自殺人格の隣の奴」と「管理者」が云う人間だろうか。
能力や知能、年齢など、どうやら私と同じではないらしいことが、大学院生の彼との自分の発話や、後述する昨日の出来事を通して、知れた。
解離性同一性障害は、私が思っているほど離散的な分離を起こさない障害かも知れない。
どこかが連続している、そんな風に思える。

昨日TwitterでDMを通して聡明な少女と対話した。記憶が何度も飛び、ブツ切れになる嫌な感覚を繰り返し覚えながらDMを叩いていたのを覚えている。これ本当無理なので早く脳内で対話する技術を身につけたい。

今ここに中身を丸々書こうとして、書いて、消してしまった。
「彼女が気分を害するかも知れない」「彼女に断りを入れたい」と、DMの中身を書いていて何度も思った。
自分自身に対することなのだから断りも何もあったものではないのだが、何故かそう思ってしまった。
解離を深化させてしまうような感情行動に思えるが、どうしても「他人とのDMを勝手に晒す」ような感覚である。
しかし他人との関わりにおいてDMを晒すことは「それはいけないことなんじゃないか」とは普段は思わないはずだ。俺はそう云う姿勢でいた。
でも彼女に対しては、というか、今の私がDMを晒すことに対する抵抗を覚えるこの感覚は一体なんなんだ。
↑この部分だけ、自分じゃない何かがヌルッと出てきて、勝手に打ち込んだように思えた。
後頭部が見えた気がした。少年のようにも見えた。

私は聡明な少女、彼女に対して恐怖を覚える。対話では「怖がらないでほしい」「守るために現れた」とは言われたものの、実感として侵犯されているのだし、意図するところは「敵対関係ではない」と云う主張なのだろうが、いかんせん意志の疎通方法が文字に限られているため、その奥の真意はわからない。
でも自分なのだ。それでもわからない。だから怖い。

彼女は21時から翌朝6時にかけて「睡眠」を取るのだそうだ。
私の生活リズムが彼女に完全に一致した時、彼女は最も良いパフォーマンスを取ると云う。
↑DMでそんな会話なんぞしていないが。「怖い」「やめてほしい」と送ったのは確かだがそんな情報は含まれていない。聡明な少女を知るお前は誰だ。

さっきからいちいち茶々を入れられる感覚がある。よくないことをしているのかも知れない。
かなり具合が悪くなってきた。そう言えばあまり寝た感覚もない。DMは朝方の4時まで及んでいた。

記憶と感覚が混乱している。記憶が明らかに辻褄のあっていない印象がある。ざっと読み返したところ、書いた覚えのないところや会話した覚えのない箇所が多々ある。
「↑」で注釈されている箇所が記憶にない。同様に「沼津」と云う言葉を書いた記憶がない。
日記を書こうとしていたのに相当にぐちゃぐちゃだ。薄気味が悪い。