ちょくげノート

日々のことを綴ろうと思っています。はてなダイアリーが終了してしまったのではてなブログに全記事移行しました。

拝啓この手紙を読んでいるあなたはどこで何をしているのだろう

2月も中盤に差し掛かるとなんとなく「別れ」を意識した季節の予感を感じるようになる。 花粉は飛び出したし日中に厚着をしていると汗をかく日も増えた気がする。 「別れ」と呼ぶにはいささか早いが、かと言ってもう進路を決めた人々にはその2文字は常にチラ…

ショッキングな出来事に対する防衛術

最近訃報に接した。二人もだ。仲良くしていただけに喪失感が尋常でない。 二人のことの詳細は省くが、学生時代から懇意にしてもらっていた二人だったから、思い入れも悲しみもひとしおのものがあった。 今では去来する思い出に浸って、傷つきを癒している。 …

精神的成長に対するハッカー的態度

問題を解くのが大好きなら自分の成長課題だって「問題」と捉えられないか? この世界は解決を待つ魅力的な問題でいっぱいだ いきなり「ハッカーになろう」の冒頭部分タイトルを引用してみた。 私はハッカーになりたい謂わばワナビなのだが、このように問題を…

物語を構成するのは単に文字や言葉だけなのか

ブログなのでお出しする内容は結構吟味したりするものですけど、本来ここはノートだったり日記だったり備忘録だったりするのでその制約を一旦なかったことにしてポエムだのなんだのを書いてみることにしました。私は言語学をやってますが、皆さんに比してそ…

空を飛べる気がしていたあの頃の私たち

突然だが、私の記憶が断片ながらに戻ってきた。どうやら記憶を取り戻しても精神の安寧に差し支えがなくなってきたのかもしれない。いい傾向だと思う。それでも解離は続いたままだが。それどころか、何人かきょうだいが増えているが。もう全く感知できなかっ…

私たちきょうだいの現状とか性質とか私から見た感想とか

私たちsirkerfDID家族についての話。 特に関わりが深いきょうだいたちについて書く。 私は主人格時代は他のきょうだいとは脳内でも意思疎通ができなかったのだが、精神の裏側にいる時間が長くなってくるにつれて、意思疎通ができるようになり、あまり一人ぼ…

性の在り方と創作

ジェンダー論素人なので気分を害する可能性がありますが予防線張る前にとっとと書けという話なので書く。 前稿の序盤で書いたラジオの主催者は「現実が先にあって、フィクションはそれを反映する。または追従する」とおっしゃっていた。私もこれに同意する。…

日本のインターネットの匿名性は「なりきり文化」だという話

ちょくげです。最近髭の知り合いで我々に興味を持ってくださっている方がいらして、その方のラジオに招かれては持論を垂れ流すということを一回やったのですが、その際に言われたことで気になったことを一つ。 「ネットの匿名性はある種のなりきり」という話…

特定のこだわりを持って固定的かつ常同的な意思疎通の方法をする私

最近の世の中では「発達障害」という言葉がたくさん聞かれるようになった。 曰く、職場にいる、同級生にその疑惑をもたれる子がいる、などだ。 現行の医療用語では発達障害ではなく「神経発達症」と呼ばれるようだ。 私は医療関係者ではないので以下の文では…

ロジバンの実力が低すぎて泣いている

泣くことではないかもしれない。 私は2013年からロジバンを学んできていた。が、これが面白いほど話せない。書けない。そして聞き取れず、読めない。 これだけで終わってしまうことに関して何を嘆いているのかと思われるかもしれない。 自分は創作をしたいと…

エセアドベントカレンダー32日目「精神病は甘えだ」について

存在しない架空のアドベントカレンダーに登録して(してない)精神病に関する私見を書きたい。私の専門は言語学で、精神医学専門家ではなく、臨床医でもなく、社会学者でもないことは断っておく。 「精神病は甘え」という言葉がある。この言葉に私は否定的な意…

SS界隈と私

SSは私とも切っても切り離せない関係にある。文章表現と漫画やゲームなどのカルチャーを私と結びつける、ほぼ唯一の活動だからだ。 私は物心ついた頃からゲームというものに愛着を持ってきた。同時に、キャラクターが登場するものにはたくさん触れてきた。そ…

新年の自己紹介とやってること紹介

あけましておめでとうございます、ちょくげこと毛です。 私がDIDを患っていることは先の記事にあげた通りでございますが、この記事では改めて私(たち)のできることを挙げていこうと思います。新年の自己紹介と思っていただければ。 毛のできること これとい…

ロジバンを学ぶにあたって何が障害になっているか

私はロジバンが大好きであるが、多くの文を綴ってきた記憶がなく、生きた言語でないといまだに感じている次第である。 後発の人々が流暢にロジバンを話すようになっていく中で、私は未だにgismuを覚えきっていないし、慣用的に使われるcmavoである{la'e di'u…

「お天道様は見ているぞ」

髭のアカウントのフォロワーと過去の話に華が咲いたのでブログにも書き記していきたい。 髭と私の関係について。 そもそも私だけに限って言えば、このDIDの発生機序は「願望」と「欲求」と「空想」であったとされている。そのような仕組みで生まれたと力強く…

DIDについて

今日のお題はDID(解離性同一性障害)についてです。私や私のきょうだいと仲の良い方は既にご存知と思われますが、中には知り合ったばかりで違和感を持たれている方も多くいらっしゃると感じたので投稿するに至りました。今回はこの障害の当事者としての見解と…

思考の軽さと実行の重さ

思考をするのは実態を伴わない言葉だけの行為なので、非常に軽やかにどこまでも登っていけてしまう気がする。ふわふわとどこまでも飛んでいける気がする。ところが、物理的結果を伴う実行に舞台が変わると、途端に何もできなくなる方が増えているように思う…

ブログのネタ枯渇に対する対処

これは一般論なんですが、文章は書けない。そしてことブログはネタが枯渇しやすい。フレンズやフォロワーの中にもブログを書いているけれど、ネタになる出来事がなくて書けないという方は多いのではないかと思います。 そこで今しがた考えてみた、即席のネタ…

久々にブログを書く 思案について

あまりに久しぶりすぎて書くことが多くなってきているが、私はあまり外に出て活動していないのでネタがない。よって思案によるネタ出しを行うのだが、私という人格がさらに外部に(肉体に)登ってきていないので深甚にネタがない。 思案についてネタを書いてみ…

なりきりという私の半生と解離性同一性障害(DID)について

私というものと、なりきりというものと、DIDというものは不可分に結びついているように感じられる。 というのも、私が半生でやってきた営み、創作において、なりきりをやっている影でDIDが影響していたからである。 遠く昔のごっこ遊びからなりきりは始まっ…

会話することとそれの非対称性

会話は重要なツールである。これがなければ私たちは孤独で、情報を摂取する機会が大幅に失われてしまい、狭窄な世界を過ごすことになってしまう。他個体とのやり取りはそれだけで情報の幅を広げ、摂取する情報を豊かにしうるものである。 ところが、会話はそ…

問題解決について

問題解決のためにできることは何かといろいろ考えていた。問題解決を助けてくれる本は巷に溢れかえっているが、その本を立ち読みしたり自分で考えてみた結果、言えることは一つ確かにあると感じた。結論を言ってしまうと、以下の一言に集約される。 ・実際に…

【発達障害編】困りごとの羅列

発達障害特性を把握していないとカウンセラから言われて2ヶ月ほど経つ。ここでは自分の困りごとを並べていって、それについてさらに御託を並べようと思う。実際に働いてみないとわからないこともあると思うので、その点については推測だけに留める。本当は就…

私にとって歌うこととは

歌はいいもの。メロディが楽しませてくれるし、歌詞が考えさせてくれる。響きだけを重視して意味を取らない向きの歌詞もあるけれど、私が好んで聴く歌はどれも歌詞に意味を取らせてくれるものが多い。 歌がなぜ好きなのか。「なぜ好きか」に共通することだけ…

いつか共に暮らす人へ

さて、決断はまだ追いやられているところである中で、これは髭の彼女さんに宛てた文章としましょうか。 初めましてというには時間が経っていて、「やあ」と言うにはあまり親しくない我々ですが、なんとかうまくやっていけるようにしていきましょう。毎日顔を…

私の好きな人

私には好きな人がいる。私から見てとても魅力的な人だ。自分なりに自分で考えてものを発言するし、立場に囚われない自由な意見を聞かせてくれる。Tさんと呼ぼう。 Tさんは、ポケモンが好きだったりケモノが好きだったり猫が好きだったりする。猫が主人公の物…

人生から逃げてきたことのツケ

ご存知の通り、私はDIDを患っています。その関係で、人生がチグハグになりました。27(+α)等分された人生を歩んでいく中で、いろんなことがありました。 私はかつてその中でも人生の主役であるところの主人格を担っていました。とは言っても何も特別なことは…

久しぶりの表世界

お久しぶりです、ちょくげです。しばらく主人格の座を髭に明け渡して私は裏に引っ込んでひたすら裏世界の景色を眺めたり表世界を覗いたりしていました。 久しぶりの表はいいものですね。光の加減が眩しかったりしますが、慣れてくるとそうでもなくなったりし…

失踪中

表題の通りです。私は失踪しました。失踪しましたと言っている手前でこのような日記を公開しているあたり、色々と矛盾していますが、それはそれで。 頭の中がまだグチャグチャしていて、どのような言葉を綴ればこの気持ちを確かにできるか、手段がまだ分から…

お節介の気持ち それが邪魔する

気持ち悪いタイトルになったけれどこれが最近の創作活動の邪魔をしている感情の一つなんだろうなという感じがしている。 以前は思う通り、思うがままに文章をかけていたと感じていたけれど、最近は全く「コレジャナイ」感が拭えなくて、もどかしい気持ちを抱…