私の好きな人
私には好きな人がいる。私から見てとても魅力的な人だ。自分なりに自分で考えてものを発言するし、立場に囚われない自由な意見を聞かせてくれる。Tさんと呼ぼう。
Tさんは、ポケモンが好きだったりケモノが好きだったり猫が好きだったりする。猫が主人公の物語が好きで、よくその話を聞いていたものだ。
一緒にポケモン映画を観にいったりもした。池袋がお互いの中間地点なので、そこに行って並んで映画券を買ったものだ。満席の映画館、今考えるとなかなか恐ろしいが、当時はそんなことを考えもしなかったな。今年はどうなるだろうか。一緒に映画に行けるだろうか。席は確保できるだろうか。なんて考えている今日この頃。
Tさんは、私の障害を知っている。その上で付き合ってくれた。感謝しかない。
ところがその障害に起因する出来事がきっかけで、Tさんを裏切る形になってしまった。
そのことを悔やんでいると言うと失礼だが、やはりちょっと後悔が残っている。
髭とその彼女さんにも申し訳ないが、やはり私はこの関東の地を離れたくない気持ちが残っている。それは、Tさんに対する未練でもある。
まだTさんと離れたくない。そういう気持ちがある。
まだ時間はあるから、それまでに会って、きちんと話をしておきたいところである。
Tさん、これを読んでるかな。まだ私はあなたが好きだよ。すごく好きだ。連絡もなかなかできないでいた中で、すぐにDMを私にくれたの、嬉しかったよ。
大好きだから。伝えないといけないと思った。
まだモヤモヤしていて、話しても伝えきれないことがいっぱいある。まだ言語化できていないことがたくさんある。このままでいいのかと咎める気持ちがある。ぐちゃぐちゃでないまぜになって、せっかく気持ちを掌に掴んでも、すぐ手元から飛んでいってしまう。
そんな状態ではあるけれど、これだけは言える。
私は、あなたのことが大好きです。
恥ずかしいのでちょっとだけ後ろに言葉を付け加えて、これで一旦区切りにする。