ちょくげノート

日々のことを綴ろうと思っています。はてなダイアリーが終了してしまったのではてなブログに全記事移行しました。

失踪中

表題の通りです。私は失踪しました。失踪しましたと言っている手前でこのような日記を公開しているあたり、色々と矛盾していますが、それはそれで。

頭の中がまだグチャグチャしていて、どのような言葉を綴ればこの気持ちを確かにできるか、手段がまだ分からない状態です。

私たち人格群は総じて不安定ですが「髭」と「手」が出てなんとかまとめている状態です。

言葉が確かなものにならない、これは私において不安を構成する筆頭要素です。私の役割は「言語認識」と「言語性知性」だったはずでした。

その役割が消えかけている。

線の数理的知性の磨耗を初めとする一連の異変は10月頃起きました。それは不可逆なように見えていて、戻ることができませんでした。

個性を尖らせるために各位が一生懸命「統合」から逃げていましたが、それも不可能のように思えたその時、私や狐など一部の人格たちによぎったのは「自殺」でした。

梟が全ての手筈を整えていざ死ねるとなった時、髭の声がしました。声がする時点でもう統合が近いというのがわかってしまい、嫌になる。声は「自殺するくらいなら失踪したほうがいい」とのこと。

死ぬくらいなら姿を眩ませて自分をリセットしたほうがいい。

その声に従うように、私たちは失踪を決意したのでした。

 

Twitterに失踪の旨書き残し、後は野となれ山となれと言わんばかりに端末を手放した。

そうして失踪を決意したその日のうちに私は全ての意識を手放して、歩ける人格に「好きなところへ行け」と書き置きをして意識を手放しました。

意識が戻ったのは今です。今の居場所は明かせませんが、関東圏内にいるのは間違いありません。明かせない理由には複数あるのですが、最も顕著なのが「今の居場所を誰も知りたがらない」があります。端末は携帯していて、充電もされていました。それでも誰も知ろうとしませんでした。今の私も実は知りたいとは思わない。どこにいるかはうっすらとわかる。でも確定させたくない。その思いだけがありました。

 

現実から逃げたい、というのは今の感覚では誤りかもしれません。正しいけれど的を外している。そのような感覚があります。

正確に感情を言い表せなくなってしまった。これがなんともつらいのです。

そしてきょうだいたちが消える。これも怖い、恐怖の代表です。

ご存知の通り、私たちは「母が死んでから」分裂が認識されるようになりました。

ですから、きょうだいの喪失は二度目の喪失になります。

その後のことを考えると怖くて、いてもたってもいられなくなります。

 

どのようにすればいいのか、どうすればいいのか、全くわかりません。

混乱だけが文字列になったような現在の状況ですが、生存確認のためと、それから記録を残す目的でこの記事を書きました。

 

各位へ

迷惑をかけてすみません。警察や親や病院から連絡があったようです。

近いうちに家に戻されると思います。そこから入院が始まるのかもしれません。記録頼りなので私には何が起きているか全く分からない状況です。

混乱の最中での連絡で本当に申し訳ありません。

 

父親へ

迷惑をかけて申し訳ないです。心配させました。失踪はこんなつもりじゃありませんでした。今では若干の後悔があります。一人にさせて申し訳ないです。

 

警察へ

探させて申し訳ありません。突発的失踪ということで事件性はないと踏んでいたのでしょうが、私が精神疾患持ちであるがために余計な手間をかけさせてしまいました。謝ってどうとなるものではありませんが、謝罪させてください。

 

病院並びに主治医の先生へ

直接連絡させてしまい申し訳ありません。薬が手元にないので生活も体調もばらばらですが、生きてはいます。しかし、地獄の苦しみでした。死なないでいるのが奇跡だと思っています。

 

死なないでいられたのは、皆さんのおかげだと思っています。すみませんでした。

いつか安定した私を見せられるように、今のこの一瞬を、少しずつ解きほぐして、自分でも理解出来るようにまとめる、それが今の私の使命だと思っています。

安定するその日が来るまで、今しばらく時間を頂戴できればと思います。

それでは失礼します。

 

読みづらいという方へ

・失踪しました

・生きてます

・またお会いしましょう

 

では、また。